筋肉講座

筋肉図鑑〜大腿筋膜張筋と腸脛靭帯〜

こんにちは!鍼灸マッサージサロン「ルクス」の瀬川です!

今回は「大腿筋膜張筋」「腸脛靭帯」いう筋肉について説明させていただきます!

こちらの「大腿筋膜張筋」はなんと言っても、大臀筋と腿の外側で合わさって「腸脛靭帯」を構成するという働きがあります!

そして、腸脛靭帯は股関節や膝の運動のブレーキ係として非常に優秀。特に膝の内反や下腿内旋に対してはレーキをかける頻度が多い。

結果、それが「腸脛靭帯炎」のきっかけになってしまう可能性もあります。

大腿筋膜張筋の起始停止

起始・上前腸骨棘(ASIS)

停止・腸脛靭帯

腸脛靭帯は脛骨粗面の外側にあるGerdy結節に付着する。

大腿筋膜張筋の機能

作用・股関節の屈曲、外転、内旋

※腸脛靭帯は膝関節45°屈曲位を境界として作用が変わる。

例えば、腸脛靭帯が運動軸の前方を通過している場合は、膝伸展に作用。後方の場合は膝屈曲に作用する。+膝や股関節の運動作用に対してのブレーキ作用。

神経・血管

神経支配:上臀神経(L4~S1)

血液供給:上臀動脈および外側大腿回旋動脈

備考

腸脛靭帯と大腿骨外側上顆の間に摩擦が生じ、腸脛靭帯およびその深層の滑液包が炎症を起こすのが腸脛靭帯炎と言われている。ただ、一説には滑液包ではなく脂肪体が炎症を起こしているという説もある。

 

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